EQリーダーシップ®︎メソッドとは、リーダーが自分の感情(=EQ)の特性を知り効果的にマネジメントすることで、変化を導くリーダーをつくるリーダー教育の考え方でありチーム開発の手法です。

学問的な根拠

EQリーダーシップ®︎メソッドは、IDEASS取締役最上雄太が、博士学位論文での主要な発見を土台に、IDEASSが創業から18年間蓄積してきた感情(=EQ)特性を養成する教育の知見を組み合わせて構成されています。最上雄太は、次の発見をしました。

  1. 変化を導く人をつくるためには人への働きかけと同時にチームへの働きかけの両輪をまわしていく必要があること。
  2. 両輪をまわし続けていく原動力として感情(=EQ)の共鳴が極めて重要であること。
  3. リーダーとフォロワーの感情(=EQ)の共鳴が、創造的かつ自律的な行動を促進し、全員参加のリーダーシップ(=シェアド・リーダーシップ)を作ること。

つまり、EQリーダーシップ®︎メソッドは、経験則ではなく学術的に実証された理論に依拠した方法論です。では、次に変化を導くリーダーの特徴を見ていきましょう。

変化を導くリーダーの特徴

最上雄太は、自身の研究結果をふまえて、変化を導くリーダーを次のように定義しています。

1. 知識と感性を合わせ持っている人

変化を導くリーダーは、感性の力を信じフルに活用します。自らの感性を日常的な実践で活かし続けることによって、ぶれない軸(自分の意思と考え)を磨きます。知識は日常で求められる感性を研ぎ澄まし、感性は知識を実践の知恵に変えます。したがって、変化を導くリーダーには感情をマネジメントする力(パワー)が必要です。この力(パワー)が、チームに感情(=EQ)の共鳴を引き起こすエンジンとなります。

2. 自分らしさを発揮する実践者

変化を導くリーダーとは、自分らしく自分の仕事の役割や責任をを果たす実践者です。仕事の実践の場(自分のいるべき場所)において、簡単ではないけれど、日々一時一時気をつけて、逃げずに向き合って、丁寧に試行錯誤しながら 自分なりの今の精いっぱいで努力し続ける実践者です。したがって、変化を導く人は、実戦者であり続ける必要があります。フォロワーは、リーダーの実践者としての態度を注意深く冷静かつ慎重に見極めています。

3. チームにシェアド・リーダーシップをつくる存在

変化を導く人は、見栄やあこがれではなく、他者や組織の期待に動機づけられる私らしいリーダーとしてのあり方を追求し続ける存在です。その存在感にフォロワーは共鳴して、それぞれが変化を導くリーダーになっていきます。したがって、表面的あるいは形だけの流行りのスタイルを追い求めて変化を導く人は変化を導く人に到達できません。

変化を導くリーダーは、感情(=EQ)の共鳴により、自分自身だけでなく自分の周りにいる人々にもポジティブな変化(「まず自分から」という意識と行動)を促していきます。フォロワーを指示や命令で「動かす」のではなく、自立的・自発的に「動いてしまう」存在になります。つまり、フォロワーが変化を導くリーダーになっていきます。これが、従来のカリスマ型のリーダーとの歴然とした違いです。

したがって、変化を導くリーダーが存在するチームは自立した変化を導くリーダーの集まりとなります。最上雄太は、このような、あるリーダーの感情(=EQ)の共鳴の作用によってリーダーの役割をチーム全員が共有(シェア)していく変化のプロセスがシェアド・リーダーシップと結論づけました。

EQリーダーシップ®︎メソッドとは、リーダーが自分の感情(=EQ)の特性を知り効果的にマネジメントすることで、変化を導くリーダーをつくるリーダー教育の考え方でありチーム開発の手法です。

実績と評価

IDEASSには、EQリーダーシップ®︎メソッドを用いた18年の変化を導く人をつくるリーダー教育およびチーム開発コンサルティング実績があります。通算4200名の受講者数。自社アンケート実績で研修内容については93%が「満足」、講師評価については98%が「満足」の評価をいただいております。