このnoteは、20年来の友人である多摩大学教授および多摩大学総合研究所所長 松本祐一氏と、シェアド・リーダーシップに関して、普段着の会話をしている内容です。松本氏のプロフィールはこちらを参照ください。

 多摩大学総合研究所は、現場の実践者が事業開発していくための様々な支援活動を行なう研究機関です。最上雄太は、同研究所の客員研究員として、シェアド・リーダーシップの考え方を基にした人材開発、事業開発の実践および研究活動を行なっています(2022年4月着任)。多摩大学総合研究所についてはこちらを参照ください。

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第2回目の往復書簡は、松本さんが私に質問を投げかけるところからスタートします。今回も超なつかしいパンフレットがでてきます。
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(松本さん)
 最上さん、覚えていますか?

 ある研修で、そのなかの一つのグループが「禁煙ができない」というテーマで問題の構造化を行ったときに、いくらやっても、しっくりするものがつくれない、なんでだろうと 探っていくと、実はそのメンバー全員がそもそも禁煙するつもりはなかったというオチだったということがありました。
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(以下最上)
 すごい写真が出てきましたね!2006年ですか!

 30半ばの若造(わたくしと松本さん)が、ずっと年上の組織の中堅社員の人たちに、一生懸命話をしていますね。

 受講者のみなさんと、戦っていたような記憶があります。私自身、松本さんに負けないように、力んでいたかもしれませんね。

 これも、いまだから言えることですが(笑)

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 なつかしついでに・・以下のような松本さんとの共同作品(研修)のパンフレットがみつかりました。問題解決視点養成セミナー2007年のパンフレットです。

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 なぜ「ロジック」で解決できないのでしょうか?を、キャッチフレーズとしています。「ロジックは嘘をつける」ですね。いまも昔も、わたしたちの問題意識は変わらないことがわかります。
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(最上続き)
 さて、「問題の氷山」です。私の理解としては「組織に起きている問題状況(病気)を引き起こしている原因=ウィルスとして、そのウィルスがどのように絡んでいるかを見える化するツール/ワークショップ」です。

 松本さんが発案され、「これいけるんじゃないの」という直感だけで、いきなり研修に投入し(笑)、やってみたら受講者にすごい変化が現れた。

 このワークショップを繰り返すたび、「氷山」の不思議な効果に驚き、「氷山」を信じて行えば、かならず良い研修の結果が導かれるよねって、言いながら研修してましたね。

 手を変え品を変え、どうやったら最後に劇的なフィナーレ(=研修的な成果)を迎えることができるのか、話し合いながら、時に現場で思いついたことを試していました。
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 そうそう、私の博士論文でフィールドワークを行なった企業では「問題の氷山」のワークショップを行い、そこから立ち上がった経営層の問題意識により、組織が変化(シェアド・リーダーシップの発生)していきました。

 松本さんの言うように、「問題の氷山」が、ロジックの後ろに隠れている人間や組織のドロドロしたもの(モノローグの関係)をあぶりだしたのです。

 つまり、松本さんが開発し、二人で育てた「問題の氷山」は、モノローグの関係を見える化する有効なツールであることが、私の博士論文で実証されたということになります。

 とても感慨深いです。

 松本さんとの往復書簡は、この後も続きます。次回をお楽しみに!

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シェアド・リーダーシップ往復書簡 Vol.8 モノローグの関係を見える化|多摩大総研 松本所長

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