この記事はnoteと連動しています。

 わたくし最上雄太Ph.D.は、シェアド・リーダーシップの研究者です。シェアド・リーダーシップをテーマとして博士論文を書き、2022年3月に博士学位を取得しました。

 このnoteでは、私の研究関心領域であるシェアド・リーダーシップについて、一般の方にもわかりやすい言葉で書いていきたいと思います。(たまに、研究者として専門的なことを書くこともあります)。よろしくお付き合いください。

 ではでは、まず何より最初に、シェアド・リーダーシップとは何でしょうか?


シェアド・リーダーシップとは、リーダーとしての役割が個々のメンバーに共有されていくと仮定するリーダーシップの形



 シェア(Share)とは「共有する」という意味です。シェアド・リーダーシップ(Shared Leadership)で、シェアされるものは「リーダーとしての役割であり行動」です。

 シェアド・リーダーシップでは、ある一人の人(リーダー)がリーダーシップの役割を担うのではなく、チームを構成する人たち全員で、リーダーとしての役割=リーダーシップを共有するという考え方が、その概念の中心にあります。

 では、シェアド・リーダーシップにはどんな特徴が認められるのでしょうか?




 

シェアド・リーダーシップの特徴は「自立分散」



 シェアド・リーダーシップの特徴のひとつが「自立分散」です。下の概念図をご覧ください。

画像
シェアド・リーダーシップの概念図(最上, 2022)

 この概念図は、チームメンバー全員が、自立して、一つの目標に向けてまとまっているという「集団のあり方」を示しています。ここで言う「集団のあり方」を別の言い方をするならば、「集団における個人と個人の関係=ネットワーク」でしょうか。

 一人一人が主体性をもって自律的に考えて行動する。しかし、集団全体としてはバラバラにならずに一つの方向を向いているという状態を、シェアド・リーダーシップと呼びます。

 ここまでの内容で、おおむね、シェアド・リーダーシップというものをご理解いただけたのではないでしょうか。

 それでは、集団がシェアド・リーダーシップの状態になると、どんな良いことが起きるのでしょうか?


リーダーから指示や命令を受けずにフォロワーが自主的・主体的に自ら考えて行動



 通常、私たちが理解しているリーダーシップ概念では、リーダーが力強くメンバーを統制し指示や命令を行うことで、そのリーダーにフォロワーがついていくという集団の形がイメージされるのではないでしょうか。いわゆる、カリスマ型、変革型と言われるリーダーシップなどがそれにあたります。

 一方、シェアド・リーダーシップでは「自立分散」を特徴とするため、リーダーから指示や命令を受けずにフォロワーが自主的・主体的に自ら考えて行動するようになっているという集団の状態を想定しています。その形は、ある意味、理想的な集団の形であると言えそうですね。

 シェアド・リーダーシップは、理想的な集団の形
 

 ここまでお話しすると、それは理想論、ウチの会社では想像できない、そんなのできるわけない、などなどのご意見が聞こえてきそうですね。

 このnoteの著者である最上雄太Ph.D.は、博士論文でシェアド・リーダーシップの状態が立ち現れていくプロセスを、実証的に解明しています。わたくしは、シェアド・リーダーシップについて、前例がほとんど無い研究を行い、その研究でユニークな発見をしました。

 最上雄太Ph.D.が行なった研究は、はどんな研究で、どんな発見をしたのか、について、これからこのnoteでわかりやすく解説していきたいと思います。

 その前に、早く知りたいという方は、以下のリンク「最上雄太博士論文プレゼンを見る」からご覧ください。動画などで簡単にその概要を説明しています。博士論文も全文閲覧できます。






 今回は、まず、シェアド・リーダーシップって何?について書きました。シェアド・リーダーシップに興味を持っていただけたら嬉しいです。

 次回以降、このnoteでは、さらにシェアド・リーダーシップについて、深掘りしていきたいと思います。どうぞ、ご期待ください。

まず、シェアド・リーダーシップって何?(note)
まず、シェアド・リーダーシップって何?(note)

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