EQI®行動特性検査とは
EQI®行動特性検査は、普段の自分のコミュニケーションパターンを知るために、手軽で大きな効果が期待できる「見える化」ツールです。
本来この検査ツールはEQ(こころの知能指数)を高めることを目的として開発されていますが、当社企業研修では、EQI®行動特性検査をEQリーダーシップ@メソッドを用いたリーダー教育およびチーム開発の導入ツールとして活用しています。
3つの知性、8つの能力、24の素養
EQI®行動特性検査は、3つの知性、8つの能力、24の素養に分かれています。
EQI®行動特性検査は、普段自分がとっている行動の傾向を知るための検査ツールで、性格検査ではありません。
行動の頻度が「高い(頻繁)」か「低いか(頻繁でない)」という尺度で結果が出ます。
3つの知性
一番大きな分類として3つの行動(知性)にわけられます。
- 心内知性:自分自身の感情的状況を把握しようとしている行動
- 対人関係知性:他者に対して、感情的な働きかけをしている行動
- 状況判断知性:他者の感情を読み取ったり、場の雰囲気をうけとったりする行動
以下は、EQI®行動特性検査の結果サンプルです。

自己認識力
自己認識力は、自分自身の感情状態を読み取る行動
以下4つの素養で、自分自身についての関心のバランスがわかります。
- 私的自己意識:自分自身の気持ちを把握しているか
- 社会的自己意識:他者の目に映る自分の姿に配慮しているか
- 抑鬱性:過去の失敗や嫌な体験を割り切っているか
- 特性不安:新たなと取り組みに際して不安や心配なく取り組めるか
ストレス共生
ストレス共生はストレスに対して働きかける行動
以下3つの素養で、ストレス解消行動のバランスがわかります。
- 自己コントロール:自分の感情を調整しているか
- ストレス対処:ストレスを上手に解消しているか
- 精神安定性:精神的に落ち着き安定しているか
気力創出力
気力創出力は、 自分の気持ちを高めたりする行動
以下4つの素養で、モチベーションのバランスがわかります。
- セルフエフィカシー:自分の能力・知識・経験に自信があるか
- 達成動機:目標達成意欲やチャレンジ精神があるか
- 気力充実度:充実感や満足感がありエネルギーに満ちているか
- 楽観性:物事を前向きに捉え、ポジティブに取り組んでいるか
自己表現力
自己表現力は、 自分の感情を相手に伝える行動
以下2つの素養で、喜怒哀楽などの感情表現法のバランスがわかります。
- 情緒的表現性:喜怒哀楽の感情を素直に表現しているか
- ノンバーバルスキル:表情・支援・身振り・手振り・声のトーンなどを使いこなしているか
アサーション
アサーションは、言うべきことを伝える行動
以下3つの素養で、主体性のバランスがわかります。
- 自主独立性:主体性や独自性を持っているか
- 柔軟性:ものの見方や受け取り方が幅広く多様性を理解しているか
- 自己主張性:自分の考えや思いを率直に述べているか
対人関係力
対人関係力は、 良好な人間関係を築くための行動
以下2つの素養で、人付き合いのバランスがわかります。
- 対人問題解決力:人間関係上のトラブル解決に積極的か
- 人間関係度:人間関係を広く有効に維持しているか
対人受容力
対人受容力は、 相手や状況を感じ取り、理解しようとする行動
以下3つの素養で、相手の感情や場の雰囲気の受け取り方のバランスがわかります。
- オープンネス:自分から広く心を開いているか
- 情緒的感受性:他者の気持ちを敏感に察知しているか
- 状況モニタリング:場の雰囲気や周囲の状況を観察しているか
共感力
共感力は、相手の立場に立ち、温かみをもった行動
以下3つの素養で、共感性のバランスがわかります。
- 感情的温かさ:温かい心を持ちながら他者に接しているか
- 感情的被影響性:他者からの感情的な影響を受けやすいか
- 共感的理解:他者の立場に立って理解しようとしているか