アウフヘーベン【Aufhebenドイツ】
〔哲〕止揚。揚棄ようき。
【岩波書店 広辞苑第五版】



し‐よう【止揚】‥ヤウ
〔哲〕(Aufhebenドイツ  「廃棄」「高めること」「保存すること」の意) ヘーゲルの用語。弁証法的発展では、事象は低い段階の否定を通じて高い段階へ進むが、高い段階のうちに低い段階の実質が保存されること。矛盾する諸契機の統合的発展。
【岩波書店 広辞苑第五版】



「コントラスト」を理解するために、必要な概念だと考える。
なぜ、陰と陽が存在するのか?
なぜ、光と影が存在するのか?
なぜ、コントラストが自らの前に現れるのか?



ここで求められる自分への判断は、
どちらが是でどちらが非ということではない。
是も非も「うけいれ」そのままを捉えた上で、何を自分から「昇華」させるかが大切だということを教えてくれるメッセージ。



それは、統合であり、融合、是でも非でもなくもっと高みにある真理とでもいおうか。
コントラストの存在により、自分の認識にぽっかりと「空白」が空くことがわかる。
もやもやして、解消したい思いが「検索」状態。



このもやもやした「検索」状態を楽しまなければならない。
安直な答えや妥協、そして短絡的な理解は、「コントラスト」や「空白」に対する自らへの反逆行為。
このような「楽」はいずれ自分に跳ね返ってくる。
いまの「楽」は将来の「苦」につながり、戻れない領域に足をとられることになる。
これが無間地獄か?



学習は、「継続性」が重要だという。



何を継続するのか?
それは、問いをもち続けることに他ならない。
みずからを追い詰め、検索を続けるための、覚醒させるための問いを、
大切に、見逃さずに、舐め続けるという「修行」か?