これは、とある人材開発会社代表との会食の中で出てきた(つかまえた)言葉である。



若さゆえ、無知ゆえ、そこに起因する「失敗」は、特にこれから社会人となる若者には重要な通過儀礼である、といったような感じの話をしているときに、

実は、そのような失敗をうけいれる姿勢こそ、いまの我々にも必要なことではないか?という展開になった。



そこで冗談まじりに、

『先見力ってありますが、「先を見ない力」ってのもありますね!』ということで場が和んだ。



「先を見ない力」



もしかしたら、これも能力と言えるのではないだろうか。

いわゆる大人と言われる人(少し皮肉なニュアンス)は、リスクだの、過去の実績(失敗)だのを気にして、なかなか新しいことにチャレンジしようとしない。

しかし、経験すること全てが、新しい経験として考えられる若者は、

そのようなことを考えていたら始まらない。経験できない。失敗できない。



人は失敗を繰り返して成長する。



これは、若者でも大人でも変わりはない。

もしかしたら、若者、とか、大人、とかいう括り(カテゴリ)の認識自体が問題なのかもしれない。

若者は・・などと言っている時点で、既に悪しき大人の立位置で考えてしまっているのかもしれない。



そう考えると、「先を見ない力」は、崇高なものに思えてくる。

失敗と失敗と考えずに、とにかく自分の糧とできるような、懐の深い心を持ち続けたいものだ、と今感慨に浸っている。



しかし、この社長と会うと、かならず金言が生まれる。

不思議なものだ。