951d195a.jpg昨日、ふと思いつきで妻と浅草に出かけた。

目的は、雷門の「雷神」(左)を見に行くため。である。

理由を説明するのは難しいが、とにかくここで一度観ておきたいと思ったのだ。



浅草に出る前に、

地場の神様である、二宮神社にて手を合わせてから出かけた。

通常神様はやきもちをやくことは無いそうだが、

こちら側(拝む人間)の心持ち、として、

やはり優先はあなた(二宮さん)ですよ。という気持ちを込め、

まず立ち寄ってみた。

そこでも清清しい気持ちになった。



昨日は快晴だった。

浅草見物には最高の日和。



電車で移動すると、凄い人だかり、

雷門が見え、さて見物か?と思いきや、声をかけてくる人、ひとり。

「人力車で浅草観光しませんか?」

何?人力車?

最初は戸惑ったが、なんかいい雰囲気なので、あとから話を聴くと告げひとまず目的を果たしに行った。

雷神を一通り眺め、記念撮影。

そして、浅草神社の参拝。

沿道は完全にお祭り、外国人観光客が目立つ。



日本らしい日本がここにあるのに、来ている人が外国人が中心というのが少々奇異に目に映る。



さて、人力車。

おためし的に30分程度?と思っていたが、

説明している俥夫(しゃふ)の熱意に押され、

1時間半のコースに決定。

結構とんでもない値段になったが、得られる満足は投資に値することが体験してみてわかった。



通常、人力車のコースとしては、

七福神めぐり、観音様めぐりなど、無難なコースが多いらしいが、

今回薦められたのは、夜の街である「吉原」をめぐるコース。



人力車に初めて腰掛けたが、

想像以上に座りごごちが良い。

観光バスの運転席位の目線から沿道を見るので、非常に気持ちがよい。

周囲の人が、「あっ」という目でこちらを見るのも、少々恥ずかしさもあるが優越感?に浸ることもできる。

沼ちゃん

そして圧巻は、その速さ。

聞けば、俥夫の彼(沼ちゃん)は、最高速54キロ(坂道くだり)で出したことがあるらしい。昨日も30キロ以上は出ていたと思う。

コーナーリングでの、車さばきが特に素晴らしい。



一番感じたのは、

車の引く彼の、姿勢・心構え・サービス精神。

まず一番は、江戸・浅草を愛していること。

そして、周囲(通行人や往来する車)に対する心配り。

そして、お客に対する配慮。



素晴らしいの一言。

まっすぐな道では、颯爽と駆け巡り、

信号などで止まると、すぐその場で解説してくれる。

本来であれば、息を整えたいところ、汗をぬぐいながら、懸命にその「場」の解説をしてくれるのだ。

話を聴くこちら(お客)としても真剣になってしまう。



吉原といれば、男の街、夜の街、というイメージだが、

本質的には、「女性の街」なのだそうだ。

17歳~28歳まで、いわゆる花魁と呼ばれる女性が、命をかけて情熱を注ぎ込むという、非日常的なヒューマニズム溢れた特異なるエリアなのである。



吉原から新吉原に移した由来。

花魁の生き方。せつなさ。そして吉原で展開される人間模様。



こんな社会見学は他にはない。と妻と一緒に感心しきり。



浅草の名所各所で写真をとりまくり。

大満足の1時間半。



人力車最高。というか、俥夫の沼ちゃん最高!



非常に高価だが、価値ある遊びを手に入れた。

おそらく、近いうちにまた行くでのはないかと思う。

鎌倉にも遠征にいくこともあるというので、今度鎌倉も案内してもらおう。



いい出会い。いい体験だった。

それもこれも、二宮さんに先に挨拶に行ったからだな。と妻と話をしている。