幹線道路と生活道路のメタファー

 
p.vi
結果として、記憶の理論は特定の実験にあまりにも密接に結びついてつまらないか、またはあまりにもあいまいで知的満足をもたらさないかである。
同様の状況が心理学の多くの領域に蔓延していることと私は確信する。
 
われわれは、日常生活の過程で生ずるものとしての記憶に関する知識体系をほとんど持っていない。
 
 
第1部
 
1978年「記憶の実際的側面」討論会
 
冒頭)
自然主義的なエソロジーの動物行動の研究が伝統的な「学習」研究よりも稔り多いことが判明したのと同様に
自然主義的な記憶研究は実験室的記憶研究よりも生産的だと思われる。
 
p6
なぜ、彼らは実際的問題と自然状況に注意を示さないできたのか?
→この答えはそれほど見つけにくくない。
 もっと重要なこととして、「実証的一般法則」をみつけだそうとしている LBDQ・LPC
 ・・『本質追求主義』
 
実証主義的研究の落ち度・・示唆的実験
Tulving(1966) 単語リストの先行学習
 
Sternberg(1966)の発見 「線形探索関数」
 
 
P12
「エソロジスト」
動物が自然環境のなかでどのおゆに実際に行動するかを知ろうとした
彼らは動物それ自体に関心があり、仮説にはそれほど興味がなかった
 
 「機能」によって「概念」の再解釈を求められる
  →条件づけ、強化、消去、般化 など
 
「自分たちのまわりの世界の中で起きている事柄」を発見しつつある
 
P13
現在の[記憶理論]は、かつて学習理論が一般に「学習」と呼ばれるものに対してそうであったように、日常生活の[記憶]とはほとんど無関係である
現在の[リーダーシップ理論]は、かつて学習理論が一般に「学習」と呼ばれるものに対してそうであったように、日常生活の[リーダーシップ記憶]とはほとんど無関係である
 
要するに、百年間の記憶の心理学的研究の結果はいくぶんがっかりさせられるものだ。
・・それらはあたりまえの一般法則・周辺的
  [日常の記憶]使用についてほとんど発言しない
  実験室の方が、変数の統制と条件の操作が比較的容易だから P14
 
◎なぜ最良の可能な条件下で研究しないのか?
 
◎自然条件下(in Wild)でどのように生ずるか
 それが生ずる情況、その形態、それが依存している諸変数、過去の使用の個人差などである
 「自然条件」は、被験者が生活している場所で生ずる限り、ジャングルや砂漠を意味しない
 
p16
私が使おうとする構造化は記憶の「機能」に基づいている。
「機能」・・現実における利用のされかた実践の例(カリキュラム)
 
p21
現実主義的な記憶研究はわれわれが慣れ親しんできた研究よりはるかに困難である。
→簡単で、はやりのリーダーシップ研究