ある会社に訪問後、エレベーターに乗った。

あとから、おばさんが入ってきた。

おばさんというよりお婆さんという感じ。

カート型の荷物を引いており、なんか小唄を歌っている。

エレベーターの中は、そのおばさんと私の二人。

「なんか変な人かも・・」第一印象としては、そんな感じだった。



「なんか天気がよくていいですね~」

おばさんは私に話しかける。

一瞬ギョっとした。

私は少々その人を不審に思っていたので、面食らったのだ。



でも、その問いかけは、

好意的なものであることがわかると、まったく別の感情がめばえた。



「そうですね~、でも乾燥しているからちょっとつらいです」:私

「そうね~風もあるしね~」:おばさん



よく見ると、おばさんはいわゆるヤクルトおばさんだった。

カートは、ヤクルトとかが入っていたのだ。



先入観は怖い。

最初は明らかに変な人と感じていた。

むしろ、避けたいと思っていたのだ。



でも、何気ないコミュニケーションによって、

人に対する先入観は消し飛び、その反動によって「好意」すら芽生えた。



1階につくと私は、そのおばちゃんからヤクルトを一本買った。

おばちゃんはそういうつもりはなかったのだろうが、

私としては買いたい衝動が沸いてきたのだ。

いや、もしかしたら、おばちゃんは、

これまでの経験値で、話しかけるといいことある。と学習していたのかもしれない。



さりげないコミュニケーションだが、

相手に対する影響は大きいことを自ら体験できた。

特に、最初の挨拶や、なにげない問いかけのようなものを大切にすべきであることをおばちゃんから教えてもらったような気がする。



今日は良い日だ。