昨日のNLPセッションで、これまで「違和感」を感じていたものが明確になった。

それは「モデリング」に関する違和感である。



「モデリング」とは、

自分自身を向上させるために、自身よりも優れた部分を持つ対象(たいていは、尊敬する人物、結果を残している人物、好きな人、あこがれの人など)の、考え方、立居振る舞い、あるシチュエーションにおける行動などを、真似ることである。



理屈としては理解できる。



しかし、私は、モデリングについて、無意識的に拒否反応を示していた。

HOMEWORKで、モデリングの課題がでても、正直取り組むことができなかった。

その理由として、明確なもがあった。

それは、

「自分は自分であり、誰かを真似た人格ではない」

「その人の部分的な魅力を参考にして、自分の人格に吸収することはあっても、その人そのものになろうとする試みは拒絶したい」

というものである。



あまりにも意識しすぎだな。と自己評価しながらも、モデリングの意味について、これまであまり意味を深く考えてこなかったため、見過ごしていた。



モデリングについて深くその現象(起き得ること)を捉えていくと、

知らず知らずのうちに、「誰か(モデリングの対象)に自分の人格が奪われている危険性」を否めない。

そんなに自分はヤワではないと、思っていても、「自分のことは自分でわからない」という原則に従えば、モデリングしようと試みたときに、預けてはいけないものまで、モデリングの対象に預けてしまうという危険性がある。

預けてはいけないものは、「自分」である。

モデリングは、自分というつまり自己認識のプロセスを維持することを前提として、客体を真似る(モデリング)することであるが、アプローチを間違えると、その人そのものに取りこま得れてしまうこともありえると思う。



いま学んでいるNLPでは、もちろん「全人格を預けなさい」というようなアプローチを推奨しているわけではない。モデリングについても、齟齬無く説明されていると思う(念のため)

しかし、周囲(参加者)を見回すと、モデリングについて少々極端な解釈をしていると観察できる場合もある。傾倒する誰かの言葉が全て、であると信じている人もいるようだ。(本人はそう感じていないと思うが、私にはそう聞こえ、感じられるという意味)



意識が高い人たちが沢山集まっている集団(セミナー参加者)に対し、「モデリング」をどのように解釈し、伝えるか、は極めて重大な問題である。これは、解釈する側の責任であることは、言うまでもないことだが、人に対して伝えていくことを生業の一部としている人間(わたし)としては、伝え方について齟齬がないようにしていく必要性があることを今強く意識している。それこそ、参加者がどのように理解したかを確認できてこそ、コミュニケーションが成立するということだろう。



セミナービジネスは、参加者の評価や、口コミが成功のための重要なるファクターである。そして、「誰がやるのか」「誰が話すのか」ということこそ、最も重要なことで、内容が伴うことは必須であるが、最上段にあるのは「誰の話をききたいか」ということだと思う。それを踏まえれば、話す側(セミナーを提供する側)として、カリスマ性を表出し参加者のハートをキャッチしていくことが重要であるが、これが過度に機能すると、非常に「危険」であることを、いまここで確信することができた。



秀逸なるコンサルタントは、自己にモデリングさせることによって、ユーザーを離れさせないように、戦略を立て着実に実行している。



コンサルタント自身が、敬愛する人をモデリングする様子(たとえばコンサルタントの話)を、観ている側(参加者)はじっと観察しており、モデリングそのものを受容(共感)してもらうことによって、最終的には自分自身にモデリングさせるという一つの優れたアプローチである。これにより、集客に関する量的な課題、リテンション(再販)の課題を解決することができる。



では、自分はこれからどのようにしていくべきか。

そこが重要である。



モデリングについて今考えられることは、まず個人の信条として、



① 優れた人に限定するのではなく、目の前にあらわれたあらゆる人から学ぶという気持ちを持ち続けること

② ①に照らせば、その人のちょっとしたこと(こだわり、しぐさ、考え方、姿勢)などがモデリング(できれば、私は「学習」とか「学び」という表現を使いたい)の対象になる。その人の全てをモデリングするという可能性は極めて低い(対象によっては、可能性はある)

③ 業績、や、してきたこと、数字、がその人の価値の全てではない。つまりハイパフォーマーと呼ばれる人の、プロフィールに踊らされないようにしたい。目の前にあらわれる誰もが、かけがえない価値をもっており、モデリングの対象となる部分を持っている。と信じたい。

④ ひととしての温かみ、思いやり、優しい気持ち、笑顔、などを備えている人、が私にとって価値のあるモデリングの対象である。

⑤ とはいえ、ビジネスを考えていく上で、④が全てになると慈善事業にもなりかねない。ハイパフォーマンスと④の要素というトレードオフをマネジメントしながら、自分流を作り出していきたい。

⑥ いい意味で、私自身も、モデリングの対象となるようになりたい。何がよいのかわからないが、あの人(最上雄太)はいいよね~みたいな感想を持ってもらうだけで充分(それだけで、わたくしの存在する意味や価値が充分与えてもらえる)と思う。



では、人に対して、モデリングを説明するならば・・・・

つまり①~⑥を丁寧に伝えていくということに尽きるだろう。

言葉だけで伝えるのはすごく難しいので、これからの体験や学びを交えながら自分の言葉で伝えることがなによりも大切。



ここまで考えてくると、

私なりのモデリングが見えてきた実感がある。

これまではモデリングという言葉は好きではなかったが、これからは好きになりそうな気がする。

私の中(自己認識)では、かなりすっきりした。