劇団四季のミュージカルを観た。



観劇(感激?)の感想は、
この作品は、芸術としてみない限り、理解不能、ということである。



扱っているテーマは、キリストが十字架にかけられ果てるまでの最後の7日間である。
その神聖なる物語と、東洋的いや日本的な情緒が融合し、不可思議な空間を演出している。



イメージの世界は凄い。
浅利慶太の想像力に制限はない。



劇中の言葉に非常に印象的な言葉があった。
民衆が動揺し、イエスを極刑にかけることを避けることができなくなった司祭が、
イエスに問う。
「真理とは何か!」



イエスのみが答えを知り、これから死ぬことが定められているにもかかわらず心落ち着いている。
かたや、民衆(そして司祭も)は心の置き所を見つけることができず、他人に頼るばかり。また都合が悪くなると、他者(イエス)を批判する。その様態は「真理」と遠くかけはなれている。その苦悩は永遠に続くようにすら感じられる。



この物語を本当に読み解くためには、実は相当な事前知識が必要なのだろう。
だが、私のような中途半端な知識をもってしても、十分楽しむことができる時間だった。