昼なにげなくテレビを観ていると、最近の「婚活」事情の話題を扱っていた。

「婚活」を支援する会社と、それに頼る男女。

最近の婚活にいそしむ人は
婚活自体を楽しんで、それで満足している傾向もあるという。
これは、うまくいかないことへの正当化のような気もしたが・・・

ある40代の男性について
これまで勢力的に5年も活動を続けているが、実らない。

支援する会社が主催するパーティに参加する彼の様子をうかがうと
彼は、自分の話やアピールに終始し、相手(女性)の様子をうかがう余裕がない。

それでは連戦連敗は当たり前。
彼と話をした女性数名に話しを聞くと、「押しが強すぎて、引いてしまう」と言っている。

「婚活」を支援する会社は、うまくいくようにアドバイスするセミナーを開き
・相手(女性)をほめること
・口臭をふせぐこと
といった、水際の戦略を伝えているが

その直後に彼がむかったパーティでも、いつもの彼の調子を出してしまい、あえなく撃沈。

彼の決め言葉は「あなたのためにここにきました!・・・」

彼が本当に必要なのは、「相手とうまく話す」ために、落ち着いて、冷静に、相手の様子をうかがうという心理的な戦略である。それを裏返せば、いま彼のとっている戦略は、「相手と向き合うときに我を見失うこと」に他ならない。

そのことに気づかないかぎり、彼はいまの戦略を永遠に、確実に実行しつづけるだろう。

アウトカム(望ましい状態)を描くためには、現在の状態を正確に把握することが必要である。
そのためには、客観的な周囲からのアドバイスも重要になる。

彼が聞く耳を持てるかどうかもカギにはなるが
本当に彼に必要なアドバイスを実行すると、「婚活」を支援する会社は、皮肉にも優良顧客を一人失うことになる。