イチローの言葉

「今はまだ色紙に一言と言われても書けない。大切にする姿勢や哲学はあるが胸を張って一言残せるほどの自分ではない。偉人の言葉を引用する年配の方がいるがあれはダサいと思う。拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う。しかし結局、言葉とは『何を言うか』ではなく『誰が言うか』に尽きる。その『誰が』に値する生き方をしたい」

日経新聞電子版(2013/2/13 7:00)より引用

 

イチローは、プロで21年目、大リーグで13年目を迎えます。異なる文化、習慣の中で常に勝負の世界に身を置き、意識していたのは己を貫くことだった。と語っています。

注目したいのは、「自分の言葉で」というところです。

「自分の言葉で」伝えることは、数々の名言を残しているイチローを持ってしても難しく感じることなのです。

素直に自分が感じたことを、言葉にして、そのニュアンスを表現できる最善の言葉を選び取る。感性と知性を総動員して、自分の存在感を媒体にしながら伝える。単純で簡単なことのように見えますが、実は奥が深い、日常的な鍛練が必要な業なのだと改めて感じました。