昨日のTBS『キミハ・ブレイク』!で辰吉丈一郎の特集をしていた。



38歳、私と同じ歳。



3度世界王者になるが、いまは年齢制限で日本ライセンスを剥奪され、
古巣のボクシングジムからも出て、親友でもあるトレーナーの協力を得ながら
海外で戦っている。



放送では、
・辰吉のボクシングへの情熱
・家族との愛
・周囲の助け
・苦しいトレーニングに向き合う姿

などが、とりあげられていた。

その様子から



・今もなお戦う姿
・一つのことに打ち込むすばらしさ
・個人の成長

などを十分感じ取ることができるが、
何か全体的に影があるような気がしてならなかった。

象徴的なのは、タイで行われた復帰第3戦で、
19歳の青年にメッタ打ちにあい、意識モウロウとしながら、
自分のリングサイドもわからなくなってしまう姿。

タオルを投げ入れられ、試合を終了するも、
どのように試合が終わったか自分ではわかっていない試合後の姿。

それでも、「まだ辞められない」と言う。



辰吉の引き際のタイミングは、これまで何度もあったことだろう。
しかし、引き際を完全にはずしてしまっているような気がする。



彼が辞めたほうがよい、とか、辞めないほうがよいとかそういう話ではなく。



しかるべきタイミングで、決断が遅れると、
自分はおろか、周囲をまきこみつつ、
時間が止まったような感じになると、強く感じた。



辰吉自身も、もう辞める必要があることを自覚しているような気がする。
でもやめられない、やめた自分がイメージできない、ことから、
辞めないことについて、自分を納得させようとしているように見える。



体はボロボロで、精神的にもすでに限界を超えているのに。



そんな辰吉を、近しい周囲の人々も痛々しく支えている様子があった。
そんな周囲の気持ちに対して、辰吉も誠意を持って返している。
おたがい、このままではマズイと感じながら、
そのままになっているように見える。



この先にあるものは何か、
何を持って、引き際とするのか、
いまの彼の状況。
そんな全てが、影となって見える。



人それぞれの生き方があるとは思うが、
第2の人生があることに気づくことが、辰吉にとって重要なことであると感じた。
彼のことを真剣に考えるならば、周囲の人にも必要なアドバイスがあるのではないかとも。


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