感情コンピテンスの構造|EQリーダーシップアプローチの提言セルフコンセプト

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EQリーダーシップアプローチの提言 ~リーダーシップの源泉をめぐって~

2.感情コンピテンス(EQ)理論

感情コンピテンスの構造

ゴールマンによれば、「感情コンピテンス(Emotional Competence)とは、EQに立脚してすでに学習・習得された能力であり、仕事を行ううえで優れた業績を生む能力」である。このコンピテンスの中核には図表 1(PDF 12KB)に示すとおり2つの能力、つまり「他人の感情を読む能力」(共感性)と、他人の感情を芸術的に処理する「社会的スキル」が含まれている。

感情コンピテンスは、大きく5つのEQ因子に立脚する実際的なスキルを学習する際の潜在能力を示唆する 。すなわち、自己認識、自己統制、モチベーション、共感性、社会的スキルの5つである*9

さまざまな感情コンピテンスは、ある共通のベースとなるEQにもとづいて、グループに分けることができる。ここで、そのベースとなるEQは、実際の職場で成功するために必要とされるコンピテンスを修得しようと願う場合には、不可欠の要件となる。

たとえば、ある人物が社会的スキルに欠けている場合には、ほかの人達を説得したり、鼓舞することができず、あるいはチームを統率し、変革をうながすこともできない。さらに、ある人物がみずからをしっかり認識できていない場合には、自らの長所に対する信念から生まれてくる自己確信も築きえないことになる。

*9 ダニエル・ゴールマン (2000) 前掲書 p.40.

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