『やる気の脳』を起動する-セルフコンセプト

アウトカムとは(2)

「やる気」は脳で創り出されている

「やる気」は脳で創り出されている

「ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです」

これは現在、米メジャーリーグで活躍するイチロー選手が、小学校の卒業文集の中で記した文章です。

この作文の中で当時12歳だった鈴木一朗くんは、プロになるために必要な練習量、ドラフトで指名してくれる球団名など、夢の実現に向けたプロセスや出来事を具体的に記しています。その中で思わずハッと目を留めてしまうのは、一流のプロ野球選手になるという夢を叶えたあかつきには、「お世話になった人に試合の招待券を配って応援してもらい、みんなに喜んでもらう」という具体的なゴールの状態・状況を、アウトカムとして記していることです。

弱冠12歳の頭の中に、具体的なゴールの状態が鮮明に描き出されていたというのは、本当に驚きです。

近年の脳研究のめざましい発展により、人間の脳には自分が本当に叶えたい、手に入れたいことを、あたかも目の前で起きているかのようにイメージすることで、自らのモチベーションを高め、必要な行動を無意識に選択していく機能があることがわかってきました。

大脳生理学を量子論(物理学)で分析するなど、人のやる気のメカニズムについて詳しい大木幸介・元信州大学教授は、著書『やる気を生む脳科学』の中で、脳の中には側座核という「やる気の脳」と呼ばれる部位があり、その部位は前頭連合野と呼ばれるイメージの脳を支配している、と解説しています。

前頭連合野は、大脳新皮質の中でも直接的に人間の創造行為などを担当している部位であり、蓄積された情報や五感から伝えられた情報を統合・整理し、必要な行動を起こすための指令を出しています。また、過去・現在・未来という時間の観念を生み出しているのもこの部位であり、サルと人間の知性を分け隔てる、脳の中でも特に重要な部位となっています。

 

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