感情の影響を理解し活用-セルフコンセプト

感情の影響を理解する(1)

感情も「まず自分から」

仕事の現場でも感情の伝染は起こっています。

チームという集団の中では、感情の伝染があらゆる人の間で起こり、その場には全員の感情が入り交じった「感情のスープ」のようなものが作り出されます。そして、その「感情のスープ」に一番強い味付けを施しているのはマネージャーです。なぜなら、マネージャーはメンバーの関心を一手に集める存在であり、チームメンバーはマネージャーの表情・行動などから発信される感情を優先的に受け取ってしまうからです。

例えば、次のような話があります。 いつもイライラしている川崎部長。今日は朝から部の成績について本部長から注意を受けたので、いつにも増してご機嫌ナナメ。そのため、部内は緊張に包まれています。

そんな雰囲気を感じ取ったのか、川崎部長は部下たちに対してこう怒鳴りつけました。

「なんでお前たちは、楽しそうに仕事をしないんだ!」

その言葉を聞き、部下たちは一様に下を向いてしまいました。そして部下たちはこのように思ったのです。

「あなたがそうさせているのです」 チームメンバーのモチベーションを左右する最大の要因は、マネージャー自身の感情です。

例えば、マネージャーが心配や不安、動揺などネガティブな感情を抱えていると、どんなに隠そうとしても、それは日々のちょっとしたふるまいに表れてしまい、そこに含まれる感情とともにモチベーションの低さも伝染してしまいます。

自分の感情にフォーカスする

自分の感情にフォーカスする。それがこのセルフコンセプト・チェック02(「感情の伝染」に気づく)における最大のねらいです。

私たちは強く意識しない限り、普段の生活の中で自分の感情にフォーカスすることはありません。無意識を意識する、つまり、感情に意識を集中してみると、それまでわからなかった自分の心の揺れ動き、それが生み出す影響(表情・行動)に気がつくことができます。

自分の感情に意識を向ける、それは「感情のメーターを見る」とも言えるでしょう。感情のメーターは、その人が意識した瞬間から機能する非常に優れたセンサーです。これが機能することで、自分自身の思考や行動に、感情がどのような影響を与えているのかが理解できるようになります。

この感情のメーターを使い続けていると、ある時を境にして、他者が持つ感情のメーターの動きも意識できるようになります。そうなると、コミュニケーションの形は大きく変化します。なぜなら、それに気づいた瞬間から、相互の感情に働きかける、より深いコミュニケーションが可能になるからです。

 

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