五感を磨いて問題解決へ-セルフコンセプト

問題解決には感性が必要

問題解決には感性が必要

よくある論理思考関連の研修やセミナーに参加しても、あるいは、そうした指南書を読んでも、なぜ、実際の現場で役立つ問題解決力が身につけられないのでしょうか?

主たる原因は、先ほど紹介した「(1)問題を捉える」という点にあります。

論理思考関連の研修では、例題として企業の中で起こりそうな問題が示され、受講者はそれに関する情報(状況設定)を基に学習を進めていくケースが多いと思われます。これは指南書でも同様でしょう。しかし、実際の仕事の現場では、研修のように目の前に問題が提示されることはあり得ません。それどころか、刻々と変化していく状況の中で、明らかになっていない問題に“気づく”ところからはじめなくてはならないのです。

「問題を捉える」というプロセスは、問題を感じ取る人間の五感、すなわち感じ取る力(感性)がなければ進めることはできません。

ドラッカーは著書『新しい現実』の中で、新しい時代においてマネージャーが直面する問題に対処していくためには「分析とともに知覚的な認識(Perceptions)が必要だ」と記しています。

Perceptionを英英辞典で調べると、次のように表されています。 The ability to see, listen, or become aware of something through the senses.

彼は、論理的な分析力とともに、見る、聴く、感じるといったきわめて人間的な感性が重要である、としています。

「感性を磨く」ことからはじめよう

五感を磨くこと、感性を豊かにすることは、グーグルやツイッター、フェイスブックに代表されるような多彩な情報源を持つだけでは実現できません。確かに、頭上にアンテナを高く掲げ、多様な情報を得ることは大切です。しかし、それ以上に大切なのは、それらの情報、あるいは、自分の目の前にある事象から、微かな兆しを感じ取る力を持つことです。

それらの情報・事象の中に危険信号や問題解決のヒントが含まれていたとしても、それを感知できなければ、前述の航空機事故のような結果を招いてしまうかもしれないのです。

感性(感情・認識)は、『モノの捉えかた』(Input)を形づくる大切な要素となります。

 

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